LeicaとMinoltaが協力して作られたこのカメラ、M5のコンパクト版として企画・製造されたもの。
70年代、経営不振に陥っていたLeicaは効率的な部品の供給やカメラの生産のパートナーを探した結果白羽の矢が立ったのがMinoltaでした。
技術力の高さを認められ、両社は協力体制となりました。
海外ではLeica CLの名で、日本だけLeitz Minolta CLというダブルネームで販売されてたんです。
CLはCompact LeicaやCompact Light-Weightの略と言われています。(実際のところはわかりませんが)
その名の通り、かなり小さいですし軽い。コンパクトフィルムカメラと同じくらいの大きさ。
40mmと90mmが標準のレンズですが、ライカMマウントなので35mmや50mmのレンズも装着可能です。
ファインダーは40/90mm、40/50mmの枠で視野全体は35mmという仕様。
L→M変換アダプターを付ければLマウントのレンズも装着できますよ。
初代のズミクロンは沈胴・固定鏡胴の2種類があり、いずれもクロームが輝く仕上げでした。
この第2世代ではブラッククロームの先が細い仕上げとなり、大幅にレンズの外見が変わりました。重量もかなり軽くなっています。
写りも初代のものと比べるとコーティング技術の変化もあり、外見同様に現代っぽくなっている部分はあるものの
開放ではオールドレンズっぽさは残っており、オールドと現代、2通りの描写が楽しめるレンズ。